サイトフリーコンテンツ実行委員会設立のお知らせ
このたび、私共は「エンタメコンテンツにおける視覚障碍福祉の向上を目指す」団体である「サイトフリーコンテンツ実行委員会」を設立いたしました。
視覚情報が正しく手に入らない人たちにとって、エンタメを健常者と同様に作ったり、楽しんだりする為には困難が付きまといます。これをできるだけ健常者に近づける、あるいは視覚障碍がある人なりに楽しめる・参加できる形に落とし込むこと、そして晴眼者には正しい障害への理解も促すことが当団体の社会的責任であると考えています。
日常生活において視覚情報が重要な位置を占めるのと同じように、エンターテインメントも視覚情報を基に楽しむコンテンツがたくさんあります。ですが、現時点で視覚障害の障碍者手帳を持つ人は約30万人(厚生労働省統計より)おり、手帳の発行を受けていない、視覚障碍を持つ人は2030年には200万人になるという専門家の指摘(日本眼科医会調査より)もあります。
一方、昨今のバリアフリー化推奨によって、エンターテインメント業界でも着実に普及しており、「映画・ドラマの音声ガイドがどこでも聞けるアプリ」や「オーディオブックの展開」「イベント会場におけるバリアフリー対応」等、バリアフリー化が浸透しつつあります。
そこで私たちは…
1、視覚情報に頼らなくても楽しめるコンテンツ(サイトフリーコンテンツ)の情報を発信し、視覚障碍者が多くのエンタメを楽しめる環境づくりを実施します。
2、視覚障碍を持つ人がエンタメを作る・支える側になれる活動を支援します。
3、晴眼(健常)者が正しく視覚障碍を理解し、一緒にエンターテインメントを盛り上げる・楽しめる世界を目指します。
これら3つの方針に則り、「エンタメ」と「福祉」双方に関わる人たちとともに社会に貢献してまいります。
今後とも、サイトフリーコンテンツ実行委員会をよろしくお願い申し上げます。
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